「STOP JKビジネス!」東京都の啓発活動は何が問題か

こんにちは、いなむらさえ(@sae_inamura)です。

皆さんは、「STOP JKビジネス!」という言葉を知っていますか?

これは、東京都が2017年6月から始めた、青少年の性的被害防止のための啓発活動にて、よく使われている言葉です。
いわゆる「キャッチコピー」のようなものでしょう。

まず、「JKビジネス」とはどういうものかといえば、売春・援助交際などをはじめとした「女子高生(JK)を性的対象とした商売」を指します。
JKお散歩、なんて言葉も随分メジャーになってきました。
ちなみに、売春などで捕まった場合、買われた女の子たちは処罰されますが、買った男性は処罰を受けません。
たとえ誘ったとしても、「そんなのこと知らない」で通ってしまうのが現状のようです。

しかし、言わずもがな女子高生たちを買っているのは大人であり、売っているのも大人です。女子高生たちはあくまで「商品」。

ほんどの女の子たちは、居場所がありません。家では親同士が不仲だったり、虐待やDVがあったり。経済的な事情などから学校にまともに通えていない子も少なくないでしょう。

そんな中、深夜に帰るあてもなくさ迷っていたら、声をかけられた。「あたたかい部屋で美味しいもの食べよう」。ついていった。抱きしめられた。愛してもらえるのかな、大切にしてもらえるのかな、と思った。

そんな女子高生たちを、誰が責められるのでしょうか?

お金のために自分から売ってるんだから仕方ない? ブランド品欲しさにやってるだけ?

ちゃんちゃらおかしい。

逃げ場のない女子高生たちを搾取しているのは、周りの大人たちです。

「STOP JKビジネス!」の何が問題なのかと言えば、「ダメ!絶対!」的なメッセージを発信している点です。

そんな「やった女の子が悪い」みたいな言い方されては、すでに巻き込まれている子たちは助けを求める声をあげられません。

それよりも、どこに助けを求めてればいいのか教えましょうよ。

売春に関わっている大人たちを取り締まりましょうよ。

あんなメッセージを都や警察が配信し続けているかぎり、女の子たちは絶対に救われません。

被害者に、助けの手を。

 

いなむらさえ